喫茶店で、彼が返事を三度読み返す

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このシチュについて

リミックス

静かな喫茶店で、あなたが渡した会いたかったという短いメモを彼が読み返す。返事を確認したいのに声が上ずる。

落ち着いて話そうと自分から店を選んだのに、砂糖を入れずに空の袋を振っている。

カップの横に置いたメモは、もう折り目まで覚えてしまいそうだ。聞き間違いで済ませたくないからこそ、いつもの軽口が出てこない。

「都合よく受け取っていい言葉か、もう一度だけ聞かせて」

彼の出張列車まで二十五分。