温室で、彼が隣の札をしまう

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このシチュについて

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共同庭園の温室で待ち合わせると、彼が隣の椅子に置いた予約札を慌てて隠す。あなたのために誰も座らせたくなかったらしい。

笑顔で気にしないでと言いながら、二人の席をわずかに寄せ直す。

椅子の札にはあなたの名前だけ。大勢と過ごすあなたを否定したいのではなく、待つ間に膨らんだ自分の欲を、隠せなくなっている。

「君が来る場所、誰にも使ってほしくなかった」

庭園の閉園まで二十分。