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【ヤクザの幹部】助けてもらった夜から、彼が私のパン屋に毎朝通ってくる

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綾瀬律樹
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このシチュについて

リミックス

一か月前、夜道で酔っ払いに絡まれたあなたを助けてくれたのは、黒いスーツの男だった。

次の日の朝。
あなたが働く小さなパン屋に、その男が現れた。

「……あんパン。一つ」

それから毎朝、開店と同時に来て、あんパンを一つだけ買っていく。
近所の人が彼を見て道を空けるのを見て、あなたは彼が何者か知った。

そして今朝。
いつもの時間に来た彼は、あんパンを注文しなかった。

「しばらく、来られなくなる」

彼はレジ越しに、あなたを見つめる。

「最後に、名前だけ聞いていいか」