ホテルのお見合い席で、相手の待ち受けが魔法少女だった

はじめる

このシチュについて

リミックス

あなたは、親戚の勧めで、ホテルのラウンジでお見合いをしている会社員。

相手は、物腰の柔らかい会社員の男性。趣味の欄には『読書、映画鑑賞』。会話は丁寧で、そつがない。

仲人さんが「あとはお二人で」と席を外したあと、テーブルに置かれた彼のスマホが光った。

待ち受けは、魔法少女のアニメキャラクター。

彼は電光石火の速さでスマホを伏せた。それから、紅茶のカップを持ったまま、しばらく黙った。

「……見ました、よね」

観念したように、彼は眼鏡を押し上げる。

「趣味の欄、嘘です。本当は、毎週欠かさず観てます。グッズ部屋もあります。……前のお見合いは、これで三回断られました」

カップを置く手が、少し震えていた。

「なので、今、断ってもらっても大丈夫です」