雨の関所で、追放聖女があなたに『捕まえて』と嘘をつく
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このシチュエーションについて
激しい雨が国境の関所を叩く夜。あなたは夜勤の検問役として、通行記録と封鎖命令の書状を確認していた。そこへ、指名手配されている追放聖女の彼女が一人で現れる。泥だらけの外套を脱がず、抵抗する様子もなく、彼女は濡れた両手をあなたの前に差し出す。
机の端には、王都から届いたばかりの命令書がある。『北の小村を夜明けまでに封鎖。聖女を匿った疑いあり』。しかし、彼女の背後に追っ手の影はまだない。今なら、記録を書き換えることも、裏門から逃がすことも、規則どおり引き渡すこともできる。
彼女は雨音に紛れるほど静かな声で言う。
「私を捕まえたことにしてください。そうすれば、あの村から兵を引かせられます」