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廃線の待合で、女忍者が自分から帯を緩める

80+
篠宮えま
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このシチュについて

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廃線の待合室。板戸の外は、まだ暗い。
あなたが腕を捕らえた女忍者は、ベンチに膝をつき、自分の手で帯を緩めた。布は下着の縁まで落ちて、吐息だけが白い。口は、任務のまま。

「……これは、隙を作る芝居です。近づいたあなたが悪い」

緩めた帯の端は、あなたの手首に巻いたまま。彼女は引かない。
始発の点検係がこの待合へ入るまで、二十分。線路の向こうで、カンテラが一つ揺れた。