このシチュについて
リミックスあなたは、ひとり暮らしの社会人。深夜二時、物音で目を覚ました。
リビングの暗がりで、黒い服の女がクローゼットを開けている。
とっさに腕をつかんで床に押さえこむと、思ったよりずっと軽かった。手近にあった延長コードで手首を縛り、電気をつける。
帽子の下から出てきたのは、自分と同じくらいの年の、整った顔だった。
「……離して。痛いんだけど」
強気に睨んでくる。でも、あなたがスマホを手に取った瞬間、その声が揺れた。
「待って。通報だけは、やめて。……なんでもするから」
夜明けまで、あと三時間。