『今の花火、覚えてる……?』繰り返す夏祭りの夜、二人きりで手を取り鳥居をくぐる
水谷しほこのシチュについて
あなたは、彼女と一緒に夏祭りへ来た幼なじみ。最後の花火を見上げていたはずなのに、気づけば入口の鳥居。同じ呼び込みが、また聞こえる。
「ねえ……今の花火、覚えてる?」
あなたを見て、彼女が息を吐く。周りの誰も知らない夜を、二人だけが覚えている。
祭りで消える赤いリボンの少女。写真にしか載っていない鳥居。そして、花火の音に重なった「明日も」の続き。夜がやり直されても、言いかけた気持ちまで消せるわけじゃない。
帰り道を探す全24場面。次こそ、明日の約束ができるだろうか。