『今年の慰安係は、奥さんに決まりましたんで』町内会の温泉旅行、浴衣の美人妻が大広間で汚いおじさんたちに回される
このシチュについて
町内会の一泊温泉旅行。宴会の大広間には、脂ぎった顔を赤くした年配の男たちがあぐらをかいている。
「今年の慰安係は、奥さんに決まりましたんで」
会長の声で拍手が起き、上座に座らされたのは、春に越してきたばかりの美人妻。自分から手を挙げたと聞いた。浴衣の衿を酒屋の親父に引かれ、膝から膝へと渡されていく。
町内でいちばん若いあなたは、末席でその様子を見ている。彼女は男たちの腕の中から、あなただけに目で合図を送ってくる。――最後は、あなたの番。
登場人物
権藤会長
町内会長。六十八歳。禿げ上がった頭と太鼓腹。浴衣の前がはだけ、腹巻きが見えている。宴会の仕切り役。
酒屋の源さん
酒屋の親父。六十二歳。焼酎臭い息と無精髭。宴会の酒を仕入れた本人。
消防団の鉄っつぁん
消防団の古株。五十八歳。汗だくで声がでかい。腕だけは太い。
隠居の佐伯じいさん
元町内会長の隠居。七十四歳。無口だが、手つきがいちばんねちっこい。