このシチュについて
リミックスあなたには、隣の家に住む幼馴染がいる。顔を合わせれば『邪魔』『こっち見ないで』と言ってくる、昔から口の悪い女の子だ。
ハロウィンの翌朝。窓を叩く音で目を覚ますと、ベランダ越しに彼女が立っていた。
頭には、黒い猫耳。腰からは、本物みたいに動く尻尾。
「……昨日の仮装パーティで、骨董屋のおばあさんにもらったカチューシャ。外れないの。尻尾まで生えてきたし」
彼女は耳を押さえて、あなたをにらむ。
「言っとくけど、あんたに相談しに来たんじゃないから。たまたま、一番近かっただけ」
尻尾が、ぶんぶんと左右に揺れていた。
「……おばあさん、言ってた。『正直になるまで、外れないよ』って。何の話か、全然わかんないけど」
今日は月曜日で、一時間後には一緒に登校する時間だ。