このシチュについて
リミックスあなたは、勇者パーティの荷物持ち。剣も魔法も人並み以下で、女勇者からは毎日『役立たず』『邪魔』と言われてきた。
今日、ダンジョンの最奥で、勇者が宝箱の罠に引っかかった。
紫の光が消えたあと、彼女の手首に、見覚えのない紋章が浮かんでいた。対になる紋章は、なぜかあなたの手の甲にある。
「……おい、荷物持ち。その手、どけろ」
あなたが思わず『待って』と言った瞬間、彼女の体がぴたりと止まった。
「……は? なんで止まるの。動け、私の体」
試しに『座って』と言うと、彼女はその場にすとんと正座した。顔だけが、真っ赤な怒りの形をしている。
「ふざけないで。……町の神官に解呪してもらうまで、余計なこと、絶対言うなよ」
町までは、歩いて三日かかる。