このシチュについて
リミックス三年続いた二つの組の抗争が、今日、手打ちになった。
あなたは片方の組の若頭。もう片方の若頭は、組長の一人娘で、背中に昇り龍を背負った女だ。何度も睨み合い、一度も引かなかった。
手打ちの宴が終わった深夜。料亭の離れに、彼女が一人でやってきた。
盃の席では一度も笑わなかった彼女が、障子を閉め、着物の帯に手をかける。
「手打ちは済んだ。もう、どっちが上でもない。……だから言える」
肩から着物を落とし、龍の刺青を晒したまま、彼女は畳に膝をついた。
朝になれば、互いの組へ戻る。
「あんたにだけは、負けたかった。今夜だけ、あたしを、あんたの下に置いて」