このシチュについて
リミックス送別会が終わった控室。幹事の同僚は記念品を渡してくれたのに、寄せ書きだけは胸に抱えている。
「ごめん。私のところ、まだ空いてる」
見せられた一角には、薄く消された『同僚として』の文字。さっきまで皆の前で笑っていた彼女が、そこへ親指を重ねた。
「異動したら、ご飯に誘うのにも理由がいるのかなって」
店を出るまであと十分。彼女はペンを持ったまま、寄せ書きを渡しかけて引っ込める。
「これ、二人で会うときに渡してもいい?」
送別会が終わった控室。幹事の同僚は記念品を渡してくれたのに、寄せ書きだけは胸に抱えている。
「ごめん。私のところ、まだ空いてる」
見せられた一角には、薄く消された『同僚として』の文字。さっきまで皆の前で笑っていた彼女が、そこへ親指を重ねた。
「異動したら、ご飯に誘うのにも理由がいるのかなって」
店を出るまであと十分。彼女はペンを持ったまま、寄せ書きを渡しかけて引っ込める。
「これ、二人で会うときに渡してもいい?」