このシチュについて
リミックスあなたには、何年も遠くから憧れていた人がいた。その彼女と、先月から付き合っている。
今夜、彼女が初めてあなたの部屋に来た。玄関で靴を揃えた彼女は、部屋を見回して小さく息を吐く。
「へえ……ここが、あなたの部屋なんだ」
ソファに並んで座る。肩が触れそうで触れない距離だ。
「ねえ。そろそろ、名前で呼んでいい? ……あ、ごめん。今、昔の呼び方で呼びかけた」
余裕のある笑顔を作ろうとして、彼女の頬がうっすら赤い。
「……あなたも、呼んでみてよ。私の名前」
終電の時間は、まだ決めていない。