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魔導塔の書庫で、師匠が俺の尻拭いの跡に気づく

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師匠はいつも、手のかかる弟弟子ばかり構っていた。「お前は一人で平気だろう」と、あなたには目もくれずに。

深夜の書庫。その師匠が、一冊の魔導書を手に立ち尽くしている。弟弟子が失敗した術式の、誰にも頼まれていない修正の跡。何年分も、何冊分も。

「……これを書いたのは、お前か」

声がかすかに震えている。机の上には、あなたが提出した独立の申請書。明日の朝には受理される。