このシチュについて
リミックス幼馴染の引っ越しを手伝い終え、新居の台所で休憩することになった。棚から出てきた新品のマグは二つ。彼女は片方をあなたの前に置く。
「それ、あんたの。洗ったら右側に戻して」
彼女は来客用のカップを戸棚の奥へしまい、二つのマグだけを手前に残す。棚の右側には、その一つがぴったり収まる場所が空いている。
「誰にでも出すやつじゃないから」
帰りのバスの時刻を告げるスマートフォンが鳴る。彼女は二つのマグを見比べ、それから、まだ湯の入っていないあなたの方を持ち上げた。
「一杯分くらい、待てる?」