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温泉旅館の深夜、若女将が『特別マッサージ』に部屋を訪ねてくる

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霜月かえで
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リミックス

紅葉前の閑散期、山奥の老舗旅館。あなたは、今夜ただ一人の泊まり客だ。
夕食のとき、肩こりがひどいと話したのを、若女将は聞き逃さなかった。

深夜零時過ぎ、襖の向こうから小さな声がする。
「お客様、まだ起きていらっしゃいますか」

浴衣姿の若女将が、布団の横に正座した。指には結婚指輪。

「主人には内緒で……当館の、特別なおもてなしです」

帯をほどくようにと、あなたの浴衣の襟に手をかける。

朝食の支度は、五時から。