部屋の踏み台で、彼女の後ろ姿が近すぎる
月嶋ななこのシチュについて
休日、女友達の部屋で棚の整理を手伝うことになった。彼女は踏み台に上がり、あなたに下で支えてほしいと頼む。上の棚へ手を伸ばした途端、目の前には服越しのお尻。いつも並んで歩くときとは、まるで違う近さだ。
「もう少しで届くから、そのままお願い」
箱を引き出しかけた彼女が肩越しに振り返り、あなたとの位置関係に気づく。言いかけた言葉が止まったあと、棚へ顔を戻した。
「……支えてって言ったの、踏み台だからね」
それでも、箱を下ろす相手はあなたしかいない。彼女はもう一度、今度は少し小さな声で名前を呼んだ。