終電を逃した隣のお姉さんが、鍵をなくしたとチャイムを鳴らした

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深夜一時。チャイムが鳴った。

ドアの前には、廊下で挨拶するだけの隣のお姉さん。ヒールを片手にぶら下げて、困ったように笑っている。

「ごめんね、こんな時間に。……鍵、なくしちゃった」

終電はとっくにない。管理会社が開くのは朝九時。

「朝まで、ここにいさせてくれない?」

管理会社が開くのは、朝九時。