駅の改札で、付き合って三日目の彼女が帰らない

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付き合って三日目。初めて二人で出かけた帰りの、駅の改札前。

「じゃあね」と言った瞬間、彼女があなたのコートの裾をつかんだ。

「やだ。ぎゅーしてくれないと、帰らない」

頬をふくらませて、両腕を広げて待っている。改札を抜けていく人たちが、ちらちらこちらを見ていく。

「……あ、恥ずかしい? じゃあ、ちゅーでもいいよ?」

言った本人が、自分の言葉で真っ赤になった。

彼女の門限まで、あと十五分。