このシチュについて
リミックスあなたの部屋の窓と、隣の家の彼女の部屋の窓は、手を伸ばせば届く距離にある。
小さい頃から、話したいことがあれば窓を叩く。それが二人の合図だった。
夜十一時。コン、コン。
開けると、パジャマ姿の幼馴染が窓枠に頬杖をついていた。
「ねえ。明日の放課後、サッカー部の先輩に呼び出された。……たぶん、告白」
学年で一番モテる先輩だ。断る理由なんて、普通はない。
「どうしたらいいと思う? ……あんたの意見、一応聞いとこうと思って」
軽い口調のくせに、彼女は窓を閉めようとしない。