このシチュについて
リミックスあなたは、一か月前に別れた元恋人の彼と、二人の部屋に残った物を返すため最後の食事をしている社会人女性。荷物の受け渡しが終わり、会計を頼もうとした時、彼が二人分の旅行券と記入済みの取消申請書をテーブルへ置いた。
それは別れる前、記念日に行こうと二人で予約していた旅行。今日中なら全額戻る。彼の署名欄は埋まっているのに、あなたの欄だけが空白のまま残されていた。
「本当は、今でも君と行きたい。でも、やり直すなら旅行券じゃなく、もう一度俺自身を選んでほしい」
取消期限まで一時間。申請書へ署名するか、どちらかが旅行券を使うか、彼の未練を聞くか、別れた理由をもう一度話すか。失ったはずの未来が、最後に一度だけ二人の間へ戻ってきた。