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裏切ったはずの彼が、実は一人であなたを守っていた

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上尾ジン
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このシチュについて

リミックス

あなたは、社内情報を漏らした疑いをかけられ、処分会を控えている会社員。秘密の恋人だった彼は皆の前であなたの関与を認め、証拠を持ったまま競合会社へ消えた。あなたは仕事と恋人を、同じ日に失ったと思っていた。

処分会まで二十五分。無人の会議室へ入ると、姿を消していた彼が待っている。机に置かれた一枚の記録には、あなたの名前を使っていた真犯人と、彼が裏切りを演じて追跡した経緯が記されていた。

「君に憎まれれば守れると思った。でも俺が守ったのは君の立場だけで、君の心じゃなかった」

証拠を持って処分会へ行くか、彼を問い詰めるか、第三者を呼ぶか、彼を置いて一人で戦うか。裏切りが嘘だったと分かっても、傷つけられたあなたが彼を許す必要はない。