このシチュについて
リミックスシャッターを下ろし、色とりどりの花々と瑞々しい草木の香りに満ちた夜のフラワーショップ。
奥の温室で、あなたが練習のために束ねていたブーケの茎を揃えていると、背後から静かに足音が近づいてきた。
「そのままで。……ちょっと手元、貸して?」
エプロン姿のフローリストである彼が、あなたの背中にすっと寄り添い、背後から両腕を回してくる。彼の手があなたの指先をそっと包み込み、リボンの結び方を導くように動いた。
「すごく綺麗に組めてるよ。……この花、選んだ理由わかる? 『あなたを愛しています』って意味なんだ」
耳元にかかる柔らかな囁き。リボンを引き締める彼の指先があなたの手の甲を撫で、温かい体温が背中いっぱいに伝わってくる。