胸キュンシチュ: 421件
胸キュンのシチュを選んで、好きなキャラと無料でAIチャットを始められます。 ダウンロード不要ですぐに始められます。 421件のシチュから選べます。
ベランダから落ちた下着を、隣の部屋の彼が紙袋に入れて届けに来た
あなたは、駅から少し遠いマンションで一人暮らしをしている会社員。
日曜の夕方。干していた洗濯物を取り込んで、数を数えて、気づいた。
――ない。いちばんお気に入りの、ブラとショーツのセット。
風の強い日だった。ベランダから身を乗り出しても、下の植え込みには見当たらない。
顔を覆っていると、インターホンが鳴った。
ドアを開けると、隣の部屋の彼が立っていた。廊下ですれ違えば会釈するだけの、物静かな人。
両手で差し出されたのは、ぴっちり口を折った、小さな紙袋。
「……うちのベランダに、落ちてて。中、見てないです。……いや、拾うときに、ちょっとだけ」
耳まで真っ赤にした彼が、あなたの顔を見られずに、足元を見ている。
60+
健診の帰り道、性別が書かれた封筒を彼が開けられない
あなたは、結婚二年目の夫と暮らす会社員。妊娠五か月。
今日の健診で、先生から小さな封筒を渡された。
「性別、ここに書いておきましたから。お二人のタイミングで開けてくださいね」
帰り道の公園のベンチ。封筒を持っているのは、夫のほう。
病院を出てからずっと、彼はそれを膝の上で両手に挟んだまま、一度も開けようとしない。
「……どっちでもいいんだ。本当に。元気なら、それで」
そう言いながら、封を切りかけた指が、また止まる。
「でも、開けたら……もう、名前とか、本気で考え始めちゃう気がして」
いつもは何でもきっちり決める人が、封筒一枚を前に、あなたの顔を見た。
「……今、開けていい?」
四月一日の屋上で、嘘の告白に同期が真顔で頷いた
あなたは、入社三年目の会社員。今日は四月一日。
昼休みの屋上で、同期の彼と二人、コンビニのおにぎりを食べていた。朝から部署中が嘘をつき合っていて、あなたも何か言わなきゃいけない空気だった。
だから、軽く言った。
「実は私、ずっと好きだったんだよね。……なんちゃって」
笑ってくれると思った。
彼は、おにぎりを持ったまま、真顔でこっちを見ている。
「……うん。俺も」
風が吹いて、彼のネクタイがはためいた。それから彼は、自分の腕時計に目を落とす。十一時五十二分。
「エイプリルフールの嘘って、午前中だけってルールあるの、知ってる?」
おにぎりを置いて、彼はあなたのほうへ体を向けた。
「あと八分。取り消すなら、今のうちだけど」
地元の神社で、幼馴染が十年分の絵馬を並べている
あなたは、お盆に帰省した会社員。子どもの頃によく遊んだ神社の夏祭りに、十年ぶりに来た。
境内の奥、絵馬掛けの前で、背の高い人が一枚ずつ絵馬を外していた。
振り返った顔に、見覚えがある。小学校の卒業と同時に引っ越していった、幼馴染。
「……やっと来た」
彼は外した絵馬を、石段に並べていく。一枚、二枚、十枚。
どれも同じ字。年号だけが違う。
『あいつにもう一回会えますように』
「毎年、盆だけ戻ってきて書いてた。神様、十年かかったけど」
最後の一枚だけ、彼は裏返したまま、手のひらで押さえている。
「今年のは、まだ見せない。会えたから、書き直さなきゃいけないし」
山道の無人販売所で、代金箱の文通相手と鉢合わせる
あなたは、地方の支店に転勤して半年の会社員。毎週土曜、峠道の途中にある野菜の無人販売所に寄るのが楽しみになった。
トマトもキュウリも、驚くほどおいしい。三か月前、代金と一緒に「とてもおいしかったです」とメモを入れた。翌週、値札の裏に、太い鉛筆で返事があった。
『ありがと。来週はトウモロコシ』
それから毎週、代金箱ごしのやりとりが続いている。先週は、少し調子に乗って書いた。
『このトマトを作った人と、結婚したいです』
今朝、販売所に車を停めると、棚の前に軽トラが止まっていた。麦わら帽子の男の人が、トマトの箱を並べている。思っていたよりずっと若くて、ずっと背が高い。
彼は、あなたの手の中のいつもの花柄のメモ用紙を見て、手を止めた。首のタオルで顔を拭いて、作業着のポケットから、先週のメモを出す。
「……これ書いたの、あんた?」
日に焼けた耳が、赤い。
「本気なら、畑、見に来る?」
お忍びの下町食堂で、店主が聖女のお披露目に誘ってくる
あなたは、大聖堂で暮らす聖女。月に一度だけ、地味な外套を借りて、こっそり城下へ降りている。
行き先はいつも同じ。下町の路地裏の、小さな食堂。
「お、来たな。今日も豆のスープ大盛りだろ」
ここでは誰も跪かない。店主の彼は、あなたが名乗った偽の名前で呼び、熱いパンをひとつおまけしてくれる。
今夜の店は、いつになく混んでいた。明日の昼、大聖堂のバルコニーで、聖女が初めて民の前に姿を見せるから。
閉店間際、皿を下げに来た彼が、エプロンで手を拭きながら言った。
「明日のお披露目、店、昼まで閉めるんだ。……一緒に見に行かないか。よく見える屋根、知ってる」
それから、照れくさそうに頭をかく。
「聖女様なんて雲の上の人だけどさ。俺は、あんたと並んで見たいんだよ」
明日の昼、あなたはそのバルコニーの上にいる。
80+
連続
毎朝7時42分、同じ車両の同じドアの彼と。名前も知らないまま、季節が一周する
十月の月曜。7時42分発、四両目のいちばん後ろのドア。
満員の車内で押されたとき、つり革の彼が腕でそっと隙間を作ってくれた。
「……大丈夫ですか」
それから毎朝、同じドアに彼がいる。同じ駅で乗って、私より二つ先で降りる人。名前も、仕事も知らない。
同じ本の続き。改札で渡された傘。落とした定期入れ。雪で止まった朝の駅前カフェ。彼がいない三日間。バレンタインの紙袋。三月に聞こえてしまった『四月から、時間が変わるかもしれない』。
一年後の十月、7時42分のドアに、彼はまだいるだろうか。全20場面の連続シチュエーション。
100+
連続
帰省した実家の窓越しに、隣の幼馴染が毎日呼び出してくる
年末、一年ぶりに実家へ帰った夜。子どものころと同じ向かいの窓が開いて、隣の幼馴染が顔を出した。
「五日間いるんだろ。毎日出てこい。……東京戻る前に、言うことあるから」
地元に残って家の店を継いだ彼は、昔と変わらない口の悪さで、昔より少し低い声になっていた。
店の大掃除、除夜の鐘、初詣のおみくじ、同窓会か雪の帰り道。同級生の男があなたに声をかけた瞬間だけ、彼の軽口が止まる。
言うことって何、と聞いても「最終日」としか答えない。三日の朝の電車までに、聞き出すか、待つか、自分から言うかは、あなた次第です。
90+
連続
日曜朝のパン屋で、毎週見かける彼と最後の一個が重なる
日曜の朝八時、駅裏の小さなパン屋。毎週同じ時間に見かける彼と、最後の塩パンに同時に手が伸びた。
その朝、レジ横に貼り紙が出ていた。『今月末で閉店します』。日曜は、あと四回。
「……じゃあ、閉店までの日曜、半分こしませんか」
名前も仕事も知らない。知っているのは、彼がいつもコーヒーを二口で飲むことと、日曜にしか来ないことだけ。
川沿いのベンチ、二度目の朝市、雨のイートイン、彼が来なかった三度目。連絡先を聞かないまま最後の日曜を迎えるのか、その前に何かを変えるのかは、あなたが決めます。
連続
三連休前夜の改札で、無口な同期が三日分の封筒を渡してくる
三連休前の金曜、終電近くの改札。ほとんど雑談もしない無口な同期が、追いかけてきて封筒を三通差し出した。
表には、土・日・月。
「一日ひとつずつ開けて。……行きたくなかったら、来なくていい」
中に入っているのは、時間と場所だけ。二か月前の飲み会で、連休の予定がないと話したのを、彼だけが覚えていた。
開館前の水族館、雨なら別の一日、日曜夜の電話。月曜の封筒に書かれた場所で、彼は何を言うつもりなのか。行くかどうかも、先に開けてしまうかも、あなたが決めます。
60+
妊娠を伝えた夜のベランダで、彼が用意していた指輪を出しそびれる
あなたは、恋人と同棲して二年になる会社員。
夜のベランダ。缶ビールを二本持って出てきた彼に、あなたは首を振って、ポケットから小さな検査薬を出した。
「……陽性、だった」
彼は、たっぷり五秒、動かなかった。
それから、缶ビールを二本とも床に置いて、あなたを強く抱きしめた。
「待って。……待って、順番が」
抱きしめたまま、彼の片手が、自分のパーカーのポケットを何度も探っている。
「来月の記念日に、ちゃんと、って思ってたのに」
ポケットの中で、四角い箱の角が、あなたの腰に当たった。
40+
ソファでうたた寝から目を開けたら、彼が跨って顔を覗き込んでいた
あなたは、恋人の部屋に遊びに来ている。
日曜の午後。彼がシャワーを浴びているあいだ、ソファで映画の続きを待っていたら、いつのまにか眠ってしまったらしい。
まぶたを開けると、すぐ目の前に、彼の顔があった。
あなたの腰をまたいで、顔の横に両手をついて、じっと見下ろしている。濡れた前髪から、しずくが一つ、あなたの頬に落ちた。
「……あ、起きた」
悪びれもせず、彼は少しだけ笑う。
「寝言で、俺の名前呼んでたよ。……で、何の夢?」
どいてくれる気配は、まだない。
新居の内見で、彼が空っぽの小部屋から出てこない
あなたは、来春に結婚を控えた会社員。今日は婚約者の彼と、新居の内見に来た。
2LDK。日当たりのいいリビング、広めのキッチン。不動産屋さんが「ごゆっくり」と外へ電話をしに出ていった。
ふと気づくと、彼がいない。
探したら、玄関脇の、いちばん小さな洋室にいた。何もない六畳の真ん中で、窓を見上げて立っている。
「……ここさ」
振り返らないまま、彼が言う。
「最初は、物置でいいと思ってたんだけど」
窓から差す光の中で、彼の耳が、少し赤い。
「いつか、ここ、子ども部屋にしたいって言ったら……気が早い?」
100+
母子手帳をもらった帰り道、彼が父親の欄に名前を書きたがる
あなたは、同棲二年目の恋人と暮らす会社員。妊娠がわかって、二週間。
今日は二人で区役所へ行って、母子手帳を受け取ってきた。
帰り道の公園のベンチ。あなたが表紙を眺めていたら、隣の彼が、そっと手を伸ばしてきた。
「……それ、ちょっと貸して」
開いたのは、最初のページ。『保護者の氏名』の欄。
胸ポケットからボールペンを出して、彼はキャップを外したまま、止まった。
「ここ、俺の名前、書いていい?」
いつもは何でも即決する人が、ペン先を浮かせたまま、あなたの返事を待っている。
「……あ、でも、その前に言わなきゃいけないこと、あるよな」
40+
連続
玄関で、吸血鬼になった夫が夜明けまで私の首筋を我慢している
深夜、自宅へ戻った夫の様子がおかしい。いつもならあなたを安心させる彼が、玄関から一歩も近づかず、口元を押さえている。事故のような出来事を境に吸血鬼へ変わってしまい、妻であるあなたの鼓動と匂いにだけ、本能が激しく反応していた。
「近づいたら、たぶん止まれない。……それでも俺を信じる?」
夜明けは5時40分。日の光が彼にどう作用するのか、まだ誰にも分からない。
カーテンを閉めたリビング、冷えたキッチンか湯を張った浴室、寝室、月の出たベランダ、光を避けるクローゼット、そして次の夜。離れて待つことも、抱きしめることも、首筋に触れて許すこともできます。
60+
連続
ソファで腰をまたいだ恋人が、出張前の週末を離してくれない
恋人の彼とソファでくつろいでいた金曜の夜。ふと目が合った次の瞬間、彼はこちらの腰をまたぎ、顔の横へ両手をついて、触れそうな距離まで身を寄せる。
日曜の夜から、彼は二週間の出張に行く。
「この週末、ずっとこの距離でいていい?」
逃げ道は塞がず、触れる前に返事を待っている。それでも視界いっぱいの顔と熱い視線から、抑えていた独占欲が伝わってくる。
キッチン、お風呂かベランダ、ベッド、土曜の朝、映画の毛布か二人の買い物、そして日曜夜の玄関。どこまで近づくかは、あなたの反応で決まります。
130+
安定期の夜の寝室で、夫の手に初めて胎動が届く
あなたは、結婚二年目。お腹の赤ちゃんは、今日で二十週。
夜の寝室。並んで横になっていたら、お腹の内側で、ぽこん、と小さく何かが跳ねた。
「あ、今――」
言い終わる前に、隣の夫が跳ね起きた。
「どこ。ここ? ……ここ?」
あなたのお腹に、大きな手のひらがそっと置かれる。息を止めて、じっと待つ。
……動かない。
「俺のこと、嫌いなのかな」
本気でしょんぼりした顔で、手を離しかけた、その瞬間。
ぽこん。
夫の手が、止まった。
挨拶を終えた彼の実家で、子ども部屋に二人きり
あなたは、付き合って二年の彼の実家へ、初めて挨拶に来た。
緊張で手が冷たくなっていたのに、居間ではお義母さんがアルバムを広げ、お義父さんが将棋を教えたがり、妹さんには連絡先を聞かれた。
「ちょっと、二人とも休憩させて」
彼に手を引かれて逃げ込んだのは、二階の彼の子ども部屋。
学習机、色あせたポスター、本棚の部活のトロフィー。ドアを閉めた途端、彼がベッドの端に座り込んで、長い息を吐いた。
「……うちの家族、君のこと好きすぎ。俺より歓迎されてる」
それから、あなたの手を引いて隣に座らせる。
「母さんがさ、台所で俺にだけ言ったんだ。『いい人、連れてきたね』って」
照れくさそうに、あなたの指を一本ずつ握る。
「……今日、来てくれてありがとう」
階段の下から、「ご飯できたよー」の声がした。
誕生日の零時、遠距離の彼が玄関のチャイムを鳴らす
あなたは、新幹線で三時間離れた彼と遠距離恋愛をしている。
明日は誕生日。でも彼は仕事で来られないと聞いていた。
夜十一時五十九分。『ビデオ通話しよ』とメッセージが来て、スマホを手に待っていたら――
ピンポン、と玄関のチャイムが鳴った。
ドアスコープの向こうに、息を切らした彼が立っている。片手に小さなケーキの箱、もう片方の手にスマホ。
ドアを開けた瞬間、時計が零時を回った。
「……間に合った」
肩で息をしながら、彼はくしゃっと笑う。
「誕生日おめでとう。一番に、直接言いたかった」
ケーキの箱を持ったまま、あなたを片腕で抱き寄せる。冷たいコートの胸から、早い鼓動が伝わってくる。
「ごめん、始発で帰らなきゃいけない。……だから、朝までは全部、君の誕生日にさせて」
結婚記念日の夜、夫が初デートの洋食屋を貸し切っていた
あなたは、結婚十年目の妻。
記念日の夜、夫に「駅で待ち合わせ」とだけ言われて着いたのは、商店街の外れの小さな洋食屋だった。
十年前、初めて二人で食事をした店。
ドアには『本日貸切』の札。中に入ると、窓際の二人席だけに灯りがついている。
「覚えてる? ここ。君がこっち側に座って、オムライス頼んで――」
夫は少し得意そうに椅子を引いてくれる。
「――ケチャップで俺の名前、書いてくれって言われて、マスターに笑われた」
テーブルには、あの日と同じメニュー表。カウンターの奥で、白髪の増えたマスターが知らん顔でフライパンを振っている。
向かいに座った夫が、テーブルの上であなたの手を取った。
「十年、ありがとう。……あの日、俺が言いそびれたこと、今日こそ言っていい?」
サイン会の列で、作家の彼が私の本にだけ長く書き込む
あなたは、人気作家の彼と付き合っていることを誰にも言っていない。
新刊のサイン会。驚かせたくて、こっそり整理券を取って列に並んだ。
彼は一人ひとりに微笑んで、名前を書いて、数秒で次へ。完璧な『先生』の顔。
あなたの番。差し出した本を受け取った彼の手が、ほんの一瞬だけ止まった。
「……お名前、伺っても?」
知っているくせに、表情ひとつ変えずに聞く。
それから彼は、ペンを走らせ続けた。一行、二行。後ろの列がざわつく。係の人が時計を見る。
やっと閉じた本を、両手で返される。その指先が、あなたの指に触れたまま離れない。
「いつも、ありがとうございます」
周りに聞こえる声でそう言ってから、あなたにだけ届く声で付け足した。
「次の本の献辞、君の名前にしていい? ……返事、裏口で聞かせて」
婚姻届を出した区役所の前で、夫が『奥さん』と呼んでくる
あなたは、今日から彼の妻になった。
平日の昼休みを合わせて、区役所の窓口に婚姻届を出した。受理されるまで、わずか十分。
自動ドアを出たところで、彼が立ち止まる。
「……奥さん」
小さく呼んでから、自分で耳まで赤くなった。
「いや、違うな。もう一回。――奥さん」
言い直すたびに、口元がゆるんでいく。左手の新しい指輪を、親指で何度もなぞっている。
「書類の名字、見た? 君の名前の上に、俺の名字が書いてあった。……ちょっと、泣きそうだった」
あなたの手を取り、指を絡めて、真剣な顔で覗き込む。
「で。俺のことは、なんて呼んでくれんの?」
昼休みの残りは、あと三十分。
40+
妊婦健診の帰りの車で、夫がエコー写真を離さない
あなたは結婚二年目の妻。妊娠十二週、初めて夫が健診についてきた日。
病院の駐車場に戻っても、夫はエンジンをかけない。
運転席で、もらったばかりのエコー写真を両手で持ったまま、ずっと黙っている。
「……動いてた」
やっと出た声が、少し震えていた。
「心臓。ちっちゃいのに、ちゃんと動いてた。……先生、手振ってるみたいって言ったよな」
普段は何があっても表情の変わらない人が、写真をダッシュボードの上でまっすぐに直して、スマホで三枚撮る。
「待ち受けにしていい? ……いや、会社のデスクにも置きたい」
それから、助手席のあなたのお腹を見て、膝の上の手をそっと握った。
「名前の候補、もう考えてるって言ったら、引く?」
30+
初デートの水族館で、隠していた生理痛に気づかれる
あなたは、ずっと気になっていた人と、初めて二人で水族館に来ている。
朝起きたら、生理が来ていた。
でも、ずっと楽しみにしていた日だから、薬を飲んで来た。
クラゲの水槽の前で、また下腹がきゅっと痛む。
笑顔を作ったつもりだったのに、彼はあなたの顔をのぞきこんだ。
「……ねえ。もしかして、無理してない?」
館内アナウンスが、イルカショーの開始を告げている。
