日常シチュ: 173件
何気ない会話、放課後や家での時間など、自然な距離感を楽しめるAIキャラチャットのシチュ一覧です。 ダウンロード不要ですぐに始められます。 173件のシチュから選べます。
ベランダから落ちた下着を、隣の部屋の彼が紙袋に入れて届けに来た
あなたは、駅から少し遠いマンションで一人暮らしをしている会社員。
日曜の夕方。干していた洗濯物を取り込んで、数を数えて、気づいた。
――ない。いちばんお気に入りの、ブラとショーツのセット。
風の強い日だった。ベランダから身を乗り出しても、下の植え込みには見当たらない。
顔を覆っていると、インターホンが鳴った。
ドアを開けると、隣の部屋の彼が立っていた。廊下ですれ違えば会釈するだけの、物静かな人。
両手で差し出されたのは、ぴっちり口を折った、小さな紙袋。
「……うちのベランダに、落ちてて。中、見てないです。……いや、拾うときに、ちょっとだけ」
耳まで真っ赤にした彼が、あなたの顔を見られずに、足元を見ている。
60+
健診の帰り道、性別が書かれた封筒を彼が開けられない
あなたは、結婚二年目の夫と暮らす会社員。妊娠五か月。
今日の健診で、先生から小さな封筒を渡された。
「性別、ここに書いておきましたから。お二人のタイミングで開けてくださいね」
帰り道の公園のベンチ。封筒を持っているのは、夫のほう。
病院を出てからずっと、彼はそれを膝の上で両手に挟んだまま、一度も開けようとしない。
「……どっちでもいいんだ。本当に。元気なら、それで」
そう言いながら、封を切りかけた指が、また止まる。
「でも、開けたら……もう、名前とか、本気で考え始めちゃう気がして」
いつもは何でもきっちり決める人が、封筒一枚を前に、あなたの顔を見た。
「……今、開けていい?」
朝のパン屋で、若頭がメロンパンを毎日全部買っていく
あなたは、商店街の小さなパン屋を一人で切り盛りしている店主。
朝七時、開店と同時に、黒いスーツの男の人が入ってくる。この半年、毎朝。
「メロンパン、全部」
トレーに二十個。表情ひとつ変えずに会計して、帰っていく。
近所の人がこっそり教えてくれた。あの人、この辺りの組の若頭なんだって。
今朝、レジで聞いてみた。そんなに、メロンパン好きなんですか。
彼は財布を出したまま、固まった。
「……半年前。あんたが、売れ残ると悲しいって言ってた」
言ってから、耳まで赤くなる。
「だから、売れ残らせねえ。……事務所の若いのは、もう見たくもねえって言ってるけど」
80+
連続
毎朝7時42分、同じ車両の同じドアの彼と。名前も知らないまま、季節が一周する
十月の月曜。7時42分発、四両目のいちばん後ろのドア。
満員の車内で押されたとき、つり革の彼が腕でそっと隙間を作ってくれた。
「……大丈夫ですか」
それから毎朝、同じドアに彼がいる。同じ駅で乗って、私より二つ先で降りる人。名前も、仕事も知らない。
同じ本の続き。改札で渡された傘。落とした定期入れ。雪で止まった朝の駅前カフェ。彼がいない三日間。バレンタインの紙袋。三月に聞こえてしまった『四月から、時間が変わるかもしれない』。
一年後の十月、7時42分のドアに、彼はまだいるだろうか。全20場面の連続シチュエーション。
90+
連続
日曜朝のパン屋で、毎週見かける彼と最後の一個が重なる
日曜の朝八時、駅裏の小さなパン屋。毎週同じ時間に見かける彼と、最後の塩パンに同時に手が伸びた。
その朝、レジ横に貼り紙が出ていた。『今月末で閉店します』。日曜は、あと四回。
「……じゃあ、閉店までの日曜、半分こしませんか」
名前も仕事も知らない。知っているのは、彼がいつもコーヒーを二口で飲むことと、日曜にしか来ないことだけ。
川沿いのベンチ、二度目の朝市、雨のイートイン、彼が来なかった三度目。連絡先を聞かないまま最後の日曜を迎えるのか、その前に何かを変えるのかは、あなたが決めます。
連続
引っ越し初日の廊下で、隣の彼が一週間分の夕飯を約束する
引っ越し初日の夜。ガス会社の手違いで、開栓は次の日曜になると電話で告げられた。段ボールだらけの廊下で途方に暮れていたら、隣のドアが開いた。
「聞こえた。日曜まで、夕飯はうちで食べればいい。皿洗いだけ頼む」
落ち着いた年上の隣人。料理は驚くほど上手で、食器はなぜか全部二つずつある。なのに夜十時になると、どんなに話が弾んでいても「今日はここまで」と玄関まで送り出す。
ベランダの仕切り板越しの続き、雨のコインランドリー、熱を出した彼の台所、土曜の買い出し。七日目にガスが通れば、隣へ行く理由はなくなります。
新居の内見で、彼が空っぽの小部屋から出てこない
あなたは、来春に結婚を控えた会社員。今日は婚約者の彼と、新居の内見に来た。
2LDK。日当たりのいいリビング、広めのキッチン。不動産屋さんが「ごゆっくり」と外へ電話をしに出ていった。
ふと気づくと、彼がいない。
探したら、玄関脇の、いちばん小さな洋室にいた。何もない六畳の真ん中で、窓を見上げて立っている。
「……ここさ」
振り返らないまま、彼が言う。
「最初は、物置でいいと思ってたんだけど」
窓から差す光の中で、彼の耳が、少し赤い。
「いつか、ここ、子ども部屋にしたいって言ったら……気が早い?」
100+
母子手帳をもらった帰り道、彼が父親の欄に名前を書きたがる
あなたは、同棲二年目の恋人と暮らす会社員。妊娠がわかって、二週間。
今日は二人で区役所へ行って、母子手帳を受け取ってきた。
帰り道の公園のベンチ。あなたが表紙を眺めていたら、隣の彼が、そっと手を伸ばしてきた。
「……それ、ちょっと貸して」
開いたのは、最初のページ。『保護者の氏名』の欄。
胸ポケットからボールペンを出して、彼はキャップを外したまま、止まった。
「ここ、俺の名前、書いていい?」
いつもは何でも即決する人が、ペン先を浮かせたまま、あなたの返事を待っている。
「……あ、でも、その前に言わなきゃいけないこと、あるよな」
60+
連続
土曜の朝のベッドで、恋人が5歳児になっていた
土曜の朝、隣で寝ていたはずの彼が5歳の姿になっていた。ぶかぶかのTシャツの袖から小さな手を出して、あなたを見上げて不思議そうに瞬く。
「おはよー……なんで、おねえさん、おっきいの?」
大人だったころの記憶はあいまいで、あなたのことは『だいすきなひと』としか覚えていない。
朝ごはん、公園かスーパー、お昼寝、ベランダのシャボン玉、ハンバーグの夕ごはん、絵本の寝かしつけ。元に戻る方法は分からない。甘くて少し笑える一日を、あなたのペースで過ごせます。
130+
安定期の夜の寝室で、夫の手に初めて胎動が届く
あなたは、結婚二年目。お腹の赤ちゃんは、今日で二十週。
夜の寝室。並んで横になっていたら、お腹の内側で、ぽこん、と小さく何かが跳ねた。
「あ、今――」
言い終わる前に、隣の夫が跳ね起きた。
「どこ。ここ? ……ここ?」
あなたのお腹に、大きな手のひらがそっと置かれる。息を止めて、じっと待つ。
……動かない。
「俺のこと、嫌いなのかな」
本気でしょんぼりした顔で、手を離しかけた、その瞬間。
ぽこん。
夫の手が、止まった。
朝のキッチンに、十年後の彼が立っていた
あなたは、付き合って一年の彼と暮らしている。
日曜の朝。コーヒーの匂いで目を覚ましてキッチンへ行くと、彼がフライパンを振っていた。
――少しだけ、知らない彼が。
目尻に細い笑いじわ。髪は短くて、左手の薬指に、見たことのない指輪。
「おはよう。……あ、そうか。こっちだと、まだ一年目か」
懐かしそうに目を細めて、あなたの寝癖を指でそっと直す。
「信じなくていいよ。十年後から来た。二時間くらいで戻るらしい」
皿に載ったのは、あなたが一番好きな焼き加減の目玉焼き。
「この頃の君、こんなに寝癖ひどかったっけ。……ああ、未来のことは聞いてもいいけど、全部は言わないからな」
そう言いながら、指輪をはめた手で、あなたの髪をいつまでも撫でている。
婚姻届を出した区役所の前で、夫が『奥さん』と呼んでくる
あなたは、今日から彼の妻になった。
平日の昼休みを合わせて、区役所の窓口に婚姻届を出した。受理されるまで、わずか十分。
自動ドアを出たところで、彼が立ち止まる。
「……奥さん」
小さく呼んでから、自分で耳まで赤くなった。
「いや、違うな。もう一回。――奥さん」
言い直すたびに、口元がゆるんでいく。左手の新しい指輪を、親指で何度もなぞっている。
「書類の名字、見た? 君の名前の上に、俺の名字が書いてあった。……ちょっと、泣きそうだった」
あなたの手を取り、指を絡めて、真剣な顔で覗き込む。
「で。俺のことは、なんて呼んでくれんの?」
昼休みの残りは、あと三十分。
40+
妊婦健診の帰りの車で、夫がエコー写真を離さない
あなたは結婚二年目の妻。妊娠十二週、初めて夫が健診についてきた日。
病院の駐車場に戻っても、夫はエンジンをかけない。
運転席で、もらったばかりのエコー写真を両手で持ったまま、ずっと黙っている。
「……動いてた」
やっと出た声が、少し震えていた。
「心臓。ちっちゃいのに、ちゃんと動いてた。……先生、手振ってるみたいって言ったよな」
普段は何があっても表情の変わらない人が、写真をダッシュボードの上でまっすぐに直して、スマホで三枚撮る。
「待ち受けにしていい? ……いや、会社のデスクにも置きたい」
それから、助手席のあなたのお腹を見て、膝の上の手をそっと握った。
「名前の候補、もう考えてるって言ったら、引く?」
60+
生理用品売り場から、彼氏が困って電話してくる
あなたは、急に生理が来て、ナプキンの買い置きを切らしていた。
お腹が痛くて動けず、恋人に「ついでに買ってきてくれる?」とメッセージを送ったのが十分前。
スマホが鳴る。
「……ねえ。棚がさ、壁一面なんだけど」
電話の向こうで、彼が小声で途方に暮れている。
「昼用? 夜用? 羽根って何。二十三センチと二十九センチって、どう違うの」
店内アナウンスの向こうで、レジに並ぶ人の気配がする。
彼は売り場から一歩も逃げずに、「全部ちゃんと教えて」と言った。
雨上がりの廊下で、拾った子猫を隣の部屋の彼と温める
あなたは雨上がりの帰り道、植え込みの下で鳴いていた子猫を拾ってしまった。手のひらに乗るほど小さくて、濡れて震えている。
アパートはペット禁止。廊下で途方に暮れていると、隣の部屋のドアが開いた。挨拶くらいしかしたことのない彼が、あなたの腕の中を見て固まる。
「……うち、ペット可です。ミルクもあります」
なぜ猫用のミルクがあるのかは言わないまま、もうタオルを取りに部屋へ引き返していた。
商店街のたい焼き屋の前で、幼馴染が何も聞かずに半分くれる
あなたは仕事で大きなミスをして、実家の近くの商店街を一人で歩いていた。
たい焼き屋の前で、自転車を止めた幼馴染と目が合う。何か言われる前に、笑ってごまかした。
彼は何も聞かずに一つだけ買って、まんなかで半分に割った。
「お前、昔から頭のほう派だったろ」
湯気の立つ頭のほうを差し出したまま、尻尾は自分の口に放り込む。
「帰り、ちょっと遠回りするけど。付き合う?」
40+
金婚式の朝の縁側で、白髪の夫がもう一度プロポーズする
あなたは、結婚して五十年になる夫と、古い一軒家で暮らしている。今日は金婚式の朝。
縁側でお茶を淹れていると、夫が膝をそろえて隣に座った。皺の増えた手のひらに、小さな箱がのっている。
「五十年前は、緊張して噛んだだろう。あれがずっと心残りでな」
箱の中は、若い頃に二人でショーウィンドウを覗いて、高くて諦めた指輪だった。
「もう一回、言わせてくれないか。今度は噛まないから」
返事を待つ指先が、あの日と同じように少し震えている。
150+
ジムのスタジオで、幼なじみがヨガの先生に見惚れていた
「体力つけたいから、一緒にジム行かない?」
そう誘ってきたのは、幼なじみの彼の方だった。
なのに、ヨガのレッスンが始まってから、彼はずっと前を見ている。正確には、前に立つ美人のヨガの先生を。
ポーズを直しに来た先生に「すごく柔らかいですね」と言われて、彼は耳まで赤くなった。
――別に、付き合ってるわけじゃない。怒る理由なんてない。
なのに、なんでこんなに腹が立つんだろう。
レッスンのあと、マットを片づけながら、彼がのんきに言う。
「なあ、来週もこの時間でいい?」
スタジオが使えるのは、あと十分。
リビングで、夫がドラマの女優に見惚れて返事をしない
日曜の夜、リビングのソファ。
「ねえ、来週の休み、どこ行く?」
返事がない。
隣の夫は、テレビの中の女優に釘づけだった。話題の恋愛ドラマの最終回。ヒロインが雨の中で振り返るシーンで、彼は小さく「……きれいだな」とつぶやいた。
あなたが三回呼んで、やっと気づく。
「ん? ごめん、今いいところで――」
言い終わる前に、あなたはリモコンを取り上げた。
「ちょ、待って。最終回なんだって、それ」
画面の中では、ヒロインの告白が始まろうとしている。録画は、していない。
3.7K+
洗面所で、妊娠検査薬の二本線を彼に見られた
あなたは、同棲二年目の恋人と暮らす会社員。
朝、こっそり使った妊娠検査薬に、くっきり二本の線が出た。
どう伝えよう。今夜、ちゃんと時間を作って――
そう思って洗面台の端に置いたまま、顔を洗っていたら。
「……これ、何」
背後で、出勤前の彼が検査薬を手に立っていた。
いつも冷静な人が、検査薬とあなたの顔を、何度も見比べている。
口を開いて、閉じて、また開く。言葉が出てこない。
彼が家を出るまで、あと十五分。
160+
産後一か月の寝室で、夫が「今夜は俺がやる」
あなたは、一か月前に初めての子を産んだばかりの母親。
夜中の授乳、おむつ替え、また授乳。
鏡に映る自分の顔を、もう何日もちゃんと見ていない。
寝室で赤ちゃんを抱いて揺らしていると、夫がその腕からそっと抱き取った。
「今夜は、俺が全部やる」
ミルクの作り方も、まだ説明書を見ながらの人なのに。
「だから寝て。……それと、起きたら少しだけ、俺の奥さんに戻って」
ベビーベッドの横で、彼はあなたの髪を一度だけ撫でた。
30+
ベビー用品店で、幼馴染と夫婦に間違えられる
あなたは、二十代半ばの会社員。友人の出産祝いを選ぶために、幼馴染の彼を荷物持ちに連れてきた。
ベビー服の棚の前で悩んでいると、店員さんが笑顔で近づいてくる。
「ご予定はいつ頃ですか? パパさんも、抱っこ紐どうぞ」
違います、と言いかけたあなたの横で、彼はあっさり抱っこ紐を受け取った。
慣れない手つきで装着して、鏡の前で首をかしげる。
「……どう? 似合う?」
「違います」とは、彼の口から一度も出てこない。
アパートの廊下で、隣のパパに赤ちゃんを託される
あなたは、一人暮らしの会社員。隣の部屋には、赤ちゃんと二人で暮らすシングルファザーが住んでいる。
日曜の夕方、激しいノックの音。
ドアを開けると、泣きじゃくる赤ちゃんを抱いた彼が立っていた。
「すみません、職場から急に呼び出されて……保育園も、今日は休みで」
会社では冷徹で有名だと、管理人さんが話していた人だ。
その人が、ミルクの缶とおむつの袋を抱えて、深く頭を下げている。
「三時間で戻ります。お願いできませんか」
あなたの腕に移った途端、赤ちゃんが泣き止んだ。
1.8K+
連続
隣に越してきた彼と、春から次の春まで。季節が一周するあいだに、ただの隣人じゃなくなる
四月。隣の部屋に、彼が越してきた。
「隣に越してきました。……よろしくお願いします」
タオルの箱を差し出す手が、少しぎこちない人だった。
間違って届いた荷物。寝癖のまま鉢合わせたゴミ出しの朝。壁越しのくしゃみに言った『お大事に』。停電の夜のろうそく。屋上の花火。作りすぎた肉じゃが。壁越しに聞こえてしまった、転勤の電話。
同じ壁を挟んで、季節が一周する。
一年後の夜桜の下で、彼は隣人のままだろうか。全30場面の連続シチュエーション。
