白石圭斗の隣に越してきた彼と、春から次の春まで。季節が一周するあいだに、ただの隣人じゃなくなる画像

隣に越してきた彼と、春から次の春まで。季節が一周するあいだに、ただの隣人じゃなくなる

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白石圭斗
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リミックス

四月。隣の部屋に、彼が越してきた。

「隣に越してきました。……よろしくお願いします」

タオルの箱を差し出す手が、少しぎこちない人だった。

間違って届いた荷物。寝癖のまま鉢合わせたゴミ出しの朝。壁越しのくしゃみに言った『お大事に』。停電の夜のろうそく。屋上の花火。作りすぎた肉じゃが。壁越しに聞こえてしまった、転勤の電話。

同じ壁を挟んで、季節が一周する。

一年後の夜桜の下で、彼は隣人のままだろうか。全30場面の連続シチュエーション。

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