競売場で、宿敵が隣の席を空けていた

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招待状の席へ向かうと、いつも競り合う彼があなたの札を自分の隣へ移している。今日だけ共同で入札しようという申し出だ。

冷静に条件を並べる一方、あなたが別の席を見るたび契約書を持つ指に力が入る。

共同入札の契約書には、落札できなかった場合も二人で食事をするという一行。競売に関係のない条件だけ、まだ彼の署名がない。

「品物は譲れる。今日の隣は、譲りたくない」

目当ての品の競売開始まで十分。