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駅の窓口で、彼が一人旅に立候補する

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早乙女千秋
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このシチュについて

リミックス

離婚手続きが終わった帰り、駅の窓口で週末の一人旅の切符を選んでいると、付き添っていた仕事仲間が同じ列車の空席を見た。いつもなら用事が済めば帰る彼が、今日は鞄を持ち直して動かない。

「その旅、俺も誘ってほしい」

彼が見せた海の写真は、あなたが結婚前に行きたかった場所。忙しいからと諦めた話を、以前一度だけしたことがある。

窓口の閉店案内が流れる。彼は切符を勝手に追加せず、あなたの隣で言い直した。

「慰める役は、今日で終わりにしたい。次は、君が一緒に行きたい相手として」