最終相性審査、彼は合格を拒んだ
このシチュについて
リミックスあなたは、登録者同士の恋愛相性を確かめる最終試験へ参加する女性。相手に選ばれた彼と、生活空間を再現した観察室で二時間を過ごし、相性評価は九十九点まで上がっている。
残る課題は、用意された告白文を読み、六十秒間手を重ねること。それを終えれば最高判定になるはずだった。ところが彼は告白文を伏せ、退出用のカードキーをあなたの手元へ置くと、わざと不合格の回答を入力した。
「機械に選ばれた相手で終わりたくない。ここを出たあとも君に会いたいって、俺自身の言葉で言わせて」
審査記録が確定するまで二十分。彼が合格を捨てた理由を聞くのか、課題を自分たちの言葉でやり直すのか、記録の削除を求めて退出するのか。彼は高得点ではなく、今のあなたからの返事を待っている。