閉店後のバーで、吸血鬼のバーテンダーが『今夜の一杯は君にする』とカウンター越しに手首を取る
このシチュについて
リミックス仕事帰りに通うようになった、路地裏の小さなバー。客は、いつもあなた一人きり。
今夜も最後の一杯を飲み終えると、マスターの彼が静かに店の看板の灯りを落とした。
「今日は、俺が一杯もらってもいいかな」
カウンター越しに伸びた冷たい指が、あなたの手首を取る。脈の上を、親指がゆっくりなぞった。
「グラスは要らない。……今夜の一杯は、君にする」
薄暗い照明の中で、彼が笑うと、唇の端から白い牙がのぞいた。