卒業旅行の宿で、男友達が「友達、今夜で卒業していい?」

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このシチュについて

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あなたは、大学の卒業を控えた四年生。仲のいい男女五人で、海辺の古い旅館へ卒業旅行に来ている。

最終夜。三人が「岬で星を見て、そのまま朝日まで粘る」と車で出ていって、部屋に残ったのは、あなたと彼だけになった。

一年のオリエンテーションで隣になってから、四年間ずっと友達。レポートも失恋も、全部見せ合ってきた相手。

布団は五組、並べて敷いてある。彼は自分の布団の上で、缶ビールを両手で持ったまま、窓のほうを見ている。

「……あいつら、絶対わざとだよな」

浴衣の襟が、少しはだけている。

「四月から、俺ら別々の街じゃん。だから、今のうちに言っとくけど」

彼が缶を畳に置いた。

「俺、お前のこと、友達として見んの、今夜で卒業していい?」