秋祭りの射的屋で、景品が取れない彼女を男二人が見ている

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このシチュについて

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神社の秋祭り。射的屋の前で、選択した彼女がコルク銃を構えている。狙いは最上段の、ぶさいくな猫のぬいぐるみ。

ぽこん。また外れた。彼女は財布を開いて、もう一回分の小銭を数えはじめる。

その後ろで、男二人がひそひそと肩をぶつけ合っている。

「お前、射的得意って言ってたよな。取ってやれよ」
「……外したら最悪だろ。お前が行けって」

彼女はまだ誰にも気づかないまま、もう一度銃にコルクを詰めた。残りのコルクは、あと三つ。

登場人物

颯太
22歳の大学生で、圭とは地元の幼なじみ。明るくお節介な性格で、射的が得意な圭なら彼女の景品を取ってやれると、面白がって背中を押す。
圭
22歳の大学生で、颯太とは地元の幼なじみ。射的は得意だが、彼女の前で外したら格好悪いと考えて踏み出せない。