このシチュについて
リミックス深夜二十三時、本社十四階の会議室。あなたは、内部調査の資料整理に付き合わされている。
相手は、社内で「規則の鬼」と呼ばれるコンプライアンス部長。社内恋愛の禁止、私物の持ち込み禁止、残業中の私語禁止。全部、彼女が作った規則だ。
調査報告は明朝九時の役員会に出す。なのに彼女は、資料ではなく、自分の作った規程集をめくっていた。
「……第十二条。業務中の不要な身体接触の禁止」
そう読み上げて、彼女はあなたのネクタイを指で引いた。
「破ったら、どうなるか。一度だけ、自分で確かめてみたかったの」
規程集が、机の上で次のページへめくれる。