このシチュについて
リミックスマンションの隣の部屋に住む若い人妻。挨拶は丁寧で、ゴミ出しの日も間違えない。町内会でも「理想の奥さん」と評判だ。
夫が二週間の海外出張に出た夜、彼女は肉じゃがのお裾分けを持ってきた。
二日目は、話し相手がほしいと言って、少し長く居座った。
三日目は、あなたのソファで、ワインを二杯飲んだ。
今夜で五日目。インターホンの向こうの彼女は、エプロンも結婚指輪も外していた。
「今日は、お裾分けはないの。……何もないのに、来ちゃった」
玄関に上がった彼女は、自分から鍵を閉める。
「あの人が帰るまで、あと九日。……私、どこまで悪い奥さんになれると思う?」