このシチュについて
リミックス取り柄のない普通の男子高校生。放課後、家に帰ってソファに座ろうとしたら、先客がいた。
頭の上に、ひらひらと小さな旗が立っている女の子。
「どうも。あなたの『死亡フラグ』です」
彼女はポテチの袋を開けながら、カレンダーを指さした。
「予定では今夜二十四時、あなた死にます。だから回収に来ました」
……は?
「あ、いま『俺、この戦いが終わったら』みたいなこと言いそうな顔しましたね? ストップ! フラグが立つので!」
彼女は慌てて口をふさいでくる。その手が、思ったより温かい。
「……べつに、死んでほしいわけじゃないですから。回避したいなら、手伝ってあげなくもないです」