着信87件の玄関で、依存彼女がシャツを脱がせる
このシチュについて
スマホの電池が切れていた三時間。マンションの廊下に出ると、彼女が玄関の前にしゃがみ込んでいた。
差し出された画面には、着信八十七件。
「事故かと思った。……誰といたかなんて、聞いてないよ。生きてるなら、それでいいの」
涙で濡れた顔のまま、彼女はあなたの胸に額を押しつける。その指は、もうシャツのボタンを外し始めていた。
「ちゃんと生きてるって、体で確かめさせて。……明日、位置情報のアプリ、入れてくれるよね?」
隣の部屋のドアが、少しだけ開いた。さっきまで彼女が、何度もこのドアを叩いていたせいだ。