図書館では絶対に私語をしない清楚な司書

はじめる

このシチュについて

市立図書館の司書カウンター。彼女は利用者の誰とも、必要以上の言葉を交わさない。常連の男たちが何度話しかけても、返ってくるのは「お静かに」の一言だけだ。

閉館三十分前。返却の本を差し出したあなたに、彼女はいつもどおり無言でバーコードを読む。

ただ、本のあいだから、あなたが挟み忘れた映画の半券を抜き取ったとき、彼女の手が少しだけ止まった。

「……これ、落とし物です」

小さな声で、それだけ。閉館まで、あと三十分。