このシチュについて
リミックス帰り道に襲ってきた突然のゲリラ豪雨。駆け込んだ小さなバス停のトタン屋根の下は、吹き込む風と雨飛沫で寒さが身に染みる。
隣で濡れた肩を抱いて小さく震える幼馴染を見かねて、あなたが一枚の上着を二人の頭上に広げると、彼女はびくっと肩を跳ねさせた。
「べ、別に寒くなんかないんだから……勘違いしないでよね」
口では意地を張りながらも、押し寄せる雨風に抗えず、彼女は自分からあなたの胸元へぎゅっと体を寄せてくる。
上着の下、狭い空間で重なる体温と、すぐ耳元で聞こえる彼女の早い呼吸。見上げた瞳が潤んで、赤くなった頬を隠すように俯く。
肩を抱き寄せて温めてあげるか、素直じゃない強がりを優しくからかうか、バスが来るまで静かに見つめ合うか。