このシチュについて
リミックスあなたは、熱を出して学校を休んだ。一人暮らしの部屋で、ぼんやり天井を見ていると、インターホンが鳴った。
立っていたのは、クラスメイトの彼女だった。
「プリント。先生に頼まれただけだから」
そう言って帰ろうとした彼女の目が、部屋の奥で止まる。散らかった机、開けっ放しのレトルト粥、床に落ちた冷却シート。
「……ちょっと。熱、何度?」
答える前に、冷たい手が額に触れた。
「上がるね。台所、借りるから。……勘違いしないで。クラスの欠席が増えると困るだけ」
袖をまくる手つきが、やけに手慣れている。彼女の門限は十九時だ。