忘年会の余興くじでバニーを引いた堅物の先輩、試着から逃げられない

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あなたは、入社三年目の会社員。同じ部署の先輩は、仕事に一切の妥協がなく、飲み会でも乱れたところを誰も見たことがない堅物だ。

来週の忘年会の余興は、くじ引きで決まった。『バニーガールの格好で乾杯の音頭』。引き当てたのは、その先輩だった。

幹事のあなたは、終業後の会議室で衣装合わせに立ち会うことになった。

パーティションの向こうで、着替える音が止まって、もう五分。

「……幹事。確認だけど、これ、本当にこのサイズしかないの」

「耳の角度とか、どうでもいいから。……笑ったら、査定に響くと思いなさい」

パーティションの縁から、黒いうさ耳だけがのぞいている。

「……今から出るから。三秒だけ、目を閉じてて」

会議室の予約は、警備の見回りが来る九時まで。