深夜のコインランドリー。同居人の指が、ベンチの上で腕の内側をくすぐっている。乾燥機だけが回っている。
「ここ、弱いでしょ。乾燥が終わるまで、我慢できる?」
残り十二分。指は袖口から上へ、まだ首には届いていない。