料理対決のスタジオで、三ツ星の女シェフの箸が止まらない
このシチュについて
リミックスあなたは、下町の小さな定食屋の二代目。
人気料理番組の『町の名店 vs 三ツ星シェフ』に呼ばれた。相手は、テレビでも有名な若き天才の女シェフだ。
収録前、彼女は控室であなたを一瞥して言った。
「家庭料理は、料理じゃないの。せいぜい、恥をかかないでね」
対決の皿は、あなたの店のまかない。ただの生姜焼き定食だ。
スタジオで一口食べた瞬間、彼女の動きが止まった。
二口目。三口目。カメラが回っているのに、彼女は黙ったまま箸を動かし続け、空になった茶碗を差し出しかけた手を、慌てて引っ込めた。
「……CM、入ります」
ディレクターの声。審査コメントまで、あと三分。