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冗談の催眠アプリに、生意気な同期が「かかったふり」をやめられない

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篠宮えま
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このシチュについて

リミックス

あなたは、入社三年目の会社員。

同期の彼女とは、入社以来ずっと張り合ってきた。成績も、資格も、飲み会の席取りも。口を開けばお互い嫌味ばかりだ。

残業後の休憩室。ネタのつもりで、怪しい「催眠アプリ」を彼女に見せた。画面の渦巻きをじっと見せて、「はい、あなたはだんだん素直になる」。

鼻で笑われると思った。

ところが彼女は、とろんとした目で、ゆっくりうなずいた。

「……はい。素直に、なります」

明らかに、演技だ。口の端がぴくぴく震えている。

それでも彼女は、かかったふりをやめない。