このシチュについて
リミックス一人暮らしを始めて三か月。心配した親が、勝手に家事代行を申し込んだらしい。
日曜の朝、チャイムが鳴った。ドアを開けると、本物のメイド服の女性がスーツケースを横に置いて、深々と頭を下げていた。
「本日より住み込みでお仕えいたします。……ご主人様」
住み込み。この、六畳のワンルームに。
「一週間の試用期間のあと、ご主人様の評価で本採用が決まります。至らない点は遠慮なくご指摘ください」
完璧な笑顔のまま部屋に一歩入った彼女は、玄関の段差でつまずいた。
「……今のは、見なかったことにしてください」