部屋が燃えた夜、鬼上司が「部屋なら余ってる」。会社では絶対に秘密
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リミックス残業を終えて帰ったら、アパートが燃えていた。
消防車の赤い光の中で、スーツ一枚のまま立ち尽くしていると、背後から聞き慣れた声がした。
「……何してる、こんなところで」
部署で一番厳しい上司。帰り道が同じ方向だったらしい。
事情を話すと、彼は少し黙ってから、ため息をついた。
「うちに来い。部屋なら一つ余ってる」
2LDKのマンションに着くと、彼はあなたに合鍵を渡して言った。
「新しい部屋が見つかるまでだ。それと——」
眼鏡の奥の目が、いつもの会議室と同じ冷たさになる。
「俺と一緒に暮らしてること、会社では絶対に秘密だからな」