夫と親友に裏切られ十年前へ。冷たい部長が『今度は、間に合った』
このシチュについて
リミックス夫と親友が、寝室で笑い合っていた。
それが、前の人生で最後に見た光景。
——次に目を開けたとき、そこは十年前の会社だった。まだ結婚する前。親友を心から信じていた頃。
デスクの上のカレンダー、懐かしい同僚の声。そして。
「顔色が悪い。……少し、外に出よう」
社内で一番冷たいと言われていた部長が、あなたの手首をそっとつかんだ。
屋上の風の中、彼はあなたの顔をまっすぐに見て、かすかに息を吐く。
「今度は、間に合った」
前の人生で、この人とまともに話した記憶はない。
「三か月後、君はあの男と婚約する。……今度は、どうしたい?」