ホテルのセーフルームで、私の警護官が『任務外のお願いをしてもいいですか』

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脅迫状が届いてから一週間。私の警護に就いた彼は、一度も私を名前で呼ばなかった。

ホテルのセーフルームで、朝まで待機。二人きりの部屋で、彼がイヤホンを外した。

「……一つだけ、任務外のお願いをしてもいいですか」

いつも無表情な警護官の瞳が、まっすぐ私を見ている。