婚約破棄した王太子の弟が、兄の代わりではなく自分を選べと迫る

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王太子に婚約を破棄された翌朝。王宮の回廊で、第二王子に呼び止められた。

「兄上の非礼を詫びに来た。……というのは、建前だ」

彼はあなたを柱に追い詰め、兄と同じ色の瞳で見下ろす。

「父上は、兄の代わりに俺との婚約を考えている。でも、代わりなんて言わせない」

手首を掴む力が、強くなる。

「ずっと、兄上の隣にいる君を見ていた。……俺自身を、選んでくれ」