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施錠された部屋で、彼に鍵を求める

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瀬野隆太
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リミックス

帰ろうとした玄関のドアが、開かない。招かれて来たはずの彼の部屋で、あなたは閉じ込められている。

「お茶、まだ温かいよ」

彼は食卓に二つのカップを並べた。鍵は、そのすぐ隣。いつもの穏やかな声なのに、椅子を引く指が落ち着かない。

「もう少しだけ、話したかった」

彼は自分で言った『もう少し』を繰り返し、口を閉じる。鍵を覆いかけた手が、テーブルの途中で止まった。

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